※ このお話は、江戸時代が舞台なので、ヨタローもおじさんも
実はユニコーンのことを知りません。 (^_^;)
「 今年は大掃除の道具を作ったけど、売れるといいなー」
「 あれ? 野良犬の子供だ。やけに尻尾が大きいな 」
「 どうだ、うまいか?
これが売れたら、おまえにも美味しいモノを食わしてやるよ 」
「 さあ、買った、買ったーっ! 新発売のチリトリ付ホウキだよ 」
「 にーちゃん、これ、どうやって使うんだ?」
「 おい、それを全部買ってやるぞ!」
「 えーっ!? ホ、ホントですか?」
「 バンザーイ! 全部売れたぞ!」
キャン!
「 あ、あれっ !?」
d
「 アイツ、消えちゃったよ・・・」
― 山の中 ―
「 若、ダメですぞ、勝手に出歩いては・・・。
悪い人間に捕まったら、どうしますか」
「 わかったよ、じい 」
― おしまい ―